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5/27(水) 『師弟対談「デザインと経営」』トークイベント ゲスト 株式会社SASI デザイナー 近藤 清人 氏 イベントレポート

こんにちは、サラボ運営スタッフのHarunoです😃
2026年5月27日(水)に開催した『師弟対談「デザインと経営」』トークイベントのレポートをお届けします!(過去一の情報量と内容の濃さで、どうしてもすべてを書ききることができなかったため、今回はトークの中から一部抜粋しながらになります!🙇‍♀️中でも私が特に印象的だった近藤さんと科田さんの素敵な関係性メインでお届けします♪)

目次

  1. 1.経営者から、再びデザイナーへ
  2. 2. デザインとは、現状をより好ましくすること
  3. 3.AI時代だからこそ求められる「内省レベルのデザイン」
  4. 4.答えを探すために、人に会いに行く
  5. 5.デザインだけでは地域は変わらなかった
  6. 6.「いつ辞める?」師弟のあいだにあった信頼
  7. 7.まとめ
  8. 💁‍♂️運営紹介💁‍♀️

先日開催したトークイベントでは、サラダボウルのイベント企画運営を手がけてきた科田小太郎さんと、その師である近藤清人さんによる師弟対談を開催しました。😆✨✨

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ゲスト 株式会社SASI(デザイナー) 近藤 清人 氏
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ゲスト 企画屋・コーディネーター / サラダボウル運営 科田 小太郎 氏

1.経営者から、再びデザイナーへ

近藤さんは2012年にSASI DESIGNを創業し、現在は株式会社SASIの代表からデザイナーへと肩書きは変わりましたが、デザインだけでなく経営支援や人材育成、新規事業開発など幅広い分野で活動されています。

今回の対談では、そんな近藤さんのこれまでの歩みと、AI時代を迎えた今だからこそのデザイナーの在り方について語っていただきました。🗣️

イベント冒頭では、近藤さんがこれまで携わってきたプロジェクトの映像を紹介。「この動画に出てくるものは、ほとんど自分たちがデザインしています」と話しながらも、近藤さんが強調していたのは“デザインそのもの”よりも、その先にある事業や組織づくりでした。

現在は会社の代表取締役を退任し、「これからはただのデザイナーになります」と笑顔で語る近藤さん。創業から十数年を経て、再びデザイナーとしての原点に立ち返ろうとしている姿が印象的でした。

2. デザインとは、現状をより好ましくすること

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対談の中で繰り返し語られたのは、「デザインとは何か」という問いです。

近藤さんは会場のゲストへこの問いを投げかけた後、答えの一例としてハーバート・サイモンの言葉を引用し「現状をより好ましいものに変えていくことは、すべてデザインである」と答えました。そして、AIが急速に進化する今だからこそ、単純に答えを出す能力よりも、“何を問いとして設定するか”が重要になっていると話されました。

3.AI時代だからこそ求められる「内省レベルのデザイン」

その流れで紹介されたのが、近藤さんが考える3つのデザインです。

① 第一印象や見た目で人を惹きつける「本能レベルのデザイン」。
② 使いやすさや心地よさを設計する「行動レベルのデザイン」
③ その人自身の経験や価値観、人生と結びつく「内省レベルのデザイン」

AIによって多くのアウトプットが生み出せる時代だからこそ、「誰が、どんな背景や想いを持って作っているのか」という内省レベルの価値がますます重要になる。そんな近藤さんの考えが強く伝わってきました。

4.答えを探すために、人に会いに行く

また、内省を深める方法についての話も印象的でした。

「自分は何のために仕事をしているのか」「なぜその表現をしたいのか」。

そうした問いを繰り返し続けることは決して楽な作業ではありません。しかし近藤さんは、クライアントと深く対話し、会社を訪ね、ときには一緒に食事やお酒を酌み交わしながら、その人自身も気づいていない本質を探り続けているそうです。

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このお話を聞いて、その姿勢はまさに科田さんのコミュニケーションスタイルにも通じるものがあり、師弟ならではの共通点を感じる場面でもありました。😳🔥

5.デザインだけでは地域は変わらなかった

イベント後半では、近藤さんが「デザイン経営」にたどり着いた原体験についても語られました。

デザイナーとして独立後、地元・丹波で仕事を続ける中で、「デザインをして売上は伸びても、本当に地域に貢献できているのだろうか」という疑問を抱いたそうです。

その答えを探すため、自ら八百屋を経営し、会計や仕組みづくりを実践的に学び始めました。

しかし現実は決して順調ではなく、スタッフの大半が辞めてしまったこともあれば、資金繰りに苦しんだ時期もあったそうです。

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そうした苦しい経験も包み隠さず語る近藤さんの姿に、会場の参加者も真剣に耳を傾けていました。

6.「いつ辞める?」師弟のあいだにあった信頼

今回の対談の中で、会場が特に盛り上がったのが、科田さんがSASIを退職し独立することになったきっかけの話でした。

その決断は、意外にもわずか5分ほどで決まったそうです。‼️

ある日、近藤さんとクライアントの打ち合わせへ向かう道中。科田さんに将来について相談を受けていた近藤さんが、突然こんな話を切り出しました。

「無責任かもしれないけど、その相談の答えなら独立じゃないか?」

実は科田さんは、SASIへ入社する以前から「いつか独立するか、それともどこかへ転職するか」で悩んでいたそうです。突然の言葉に戸惑いながらも話を聞いていた科田さん。しかし近藤さんは間髪入れずに続けます。

「で、いつ辞める?」

会場からは思わず笑いが起こりました。
近藤さんは当時を振り返りながら、「小太郎はもっと自由にやった方がいいと思った」と語ります。

もちろん会社ではよく頑張ってくれていた。しかし組織にはルールがあり、その枠組みの中ではどうしても科田さんの個性や魅力が収まりきらないように見えていたそうです。

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「自由にのびのびやっている方が、彼の良さはもっと発揮される。」

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経営者として考えれば、優秀な人材には長く会社にいてほしいと思うものです。それでも近藤さんは、自分の会社に引き留めるのではなく、一人のクリエイターとしての可能性を信じて背中を押しました。

そのエピソードからは、単なる上司と部下ではない、互いをよく理解した師弟ならではの信頼関係が感じられました。

対談の最後には、「あと8年くらいしたら画家になりたい」と語る近藤さん。経営者としても、デザイナーとしても、多くの実績を積み重ねてきた近藤さんですが、その言葉からは今なお新しい挑戦を続けようとする純粋な好奇心が感じられました。

7.まとめ

デザインと経営という、少々お堅いテーマで始まった今回の対談でしたが、最後に残ったのは技術論ではなく、「自分は何者で、何を大切にして生きていくのか」という問いだったように思います。

師弟だからこそ語れるリアルな経験談と、それぞれの歩みの中で育まれた価値観に触れられる、非常に濃密な時間となりました。

今回、レポートで書ききれなかった、近藤さんが自らの経験と知識を元に蓄積されてきたデザインやアートについての「歴史」や「考え方」などのお話はこちらのnoteに掲載されていますので、イベントに来場いただけなかった方も是非、ご覧になってみてください。

▼近藤さん自らがデザインやアートについて綴るnote『what is DESIGN』
(現在、150日連続で毎日 記事更新中!!)

近藤清人 | 株式会社SASI|noteデザイナー 株式会社SASI/株式会社私 近代デザインの源流から、未来デザインまでを俯瞰した上で、現在におけるデザインのあnote.com

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📷会場写真提供
潜水士・写真家
磯崎カズマ 

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