4/24(金)『竹尾の紙選びセッション』トークイベント ゲスト 株式会社 竹尾 イベントレポート

こんにちは、サラボ運営スタッフのHarunoです😃
2026年4月24日(金)に開催した『竹尾の紙選びセッション』トークイベントのレポートをお届けします!
目次
- 目次
- 2.ゲスト
- 2.トーク内容:気包紙シリーズ
- 3.トーク内容:スノーブル-FS
- 4.トーク内容:インバーコートシリーズ、GAクラフトボード-FS、テイクGAシリーズ
- 5.まとめ
- 💁♂️運営紹介💁♀️
2.ゲスト
今回のイベントでは、紙の専門商社 株式会社竹尾 の、大阪支店 新素材営業部 松井 盛さまをゲストにお迎えし、新商品の紙やパッケージ専用紙についてお話しいただきました。
印刷やデザインの現場で長く愛されてきた紙の特徴から、実際に手に取ったときの質感や使い方まで、紙の魅力を深く知ることのできる時間となりました。


会場に入ると、まず目に飛び込んできたのは、テーブルいっぱいに並べられたさまざまなパッケージたち。✨🛍️📦✉️✨
素材感や加工の違いがひとつひとつ異なり、参加者の皆さんも自然と足を止め、手に取りながらじっくり眺めている様子が印象的でした。
2.トーク内容:気包紙シリーズ

トークイベントは、「気包紙シリーズ」の紹介からスタート。
針葉樹パルプと広葉樹パルプを掛け合わせることで生まれる高い強度や、パッケージにした際の美しさについてのお話がありました。
一般的な紙は、箱などに加工すると紙の弱さが見えてしまい、中の商品まで安っぽく感じられてしまうこともあるそうです。
その中で竹尾さんは、“紙によって商品の価値をさらに引き上げること”を大切にされており、気包紙は素材そのものがブランド体験の一部になっていることを感じられる内容でした。

また、「気包紙シリーズ」には用途や加工に合わせて複数の種類があり、今回はそれぞれの特徴についても詳しくご紹介いただきました。
ラインアップは、
「気包紙 U-FS(非塗工)」
「気包紙 C-FS(片面塗工・UV印刷専用紙)」
「気包紙 GL-FS(両面塗工)」
「黒気包紙 U-FS(非塗工)」
「黒気包紙 C-FS(両面塗工・UV印刷専用紙)」
の全5種類。
用途や仕上がりによって使い分けられているそうです。

中でも印象的だったのが、「気包紙 GL-FS」のお話。
この紙には、竹尾さん独自の“ラフ・グロス”という技術が取り入れられています。
“ラフ・グロス”とは、
・紙らしいやわらかくラフな質感がありながら
・印刷の発色が美しく
・さらに印刷面にグロス感が出る
という、質感と印刷適性を両立させた特殊な仕様のこと。
もともと、風合いのある紙は印刷再現が難しいという特徴がありますが、
世界初の“ラフ・グロス”印刷用紙として知られる ヴァンヌーボは、豊かな質感を持ちつつ、美しい印刷再現性を実現しました。
ラフな風合いを残しながらも美しい印刷表現を可能にしたヴァンヌーボの構造をパッケージ用紙へ応用したものが「気包紙 GL-FS」となります。
さらに、気包紙には蛍光染料を使用していないという特徴も。
また、いわゆる“真っ白”ではなく、商品の色やデザインを邪魔しない「ニュートラルな白」を目指しているそうで、“中身の製品を引き立てる”という考え方もとても印象的でした。

一方で、「黒気包紙」についてのお話もとても興味深い内容でした。
黒気包紙は、特定の色味に寄りすぎない“ニュートラルな黒”を目指して作られており、青みや赤みの強い黒ではなく、さまざまなデザインやブランドカラーに自然と馴染む深い黒色になっているそうです。
さらに特徴的なのが、その高い防汚・防キズ性。
一般的な黒い紙は、水に濡れることで色落ちや色移りが起きやすい一方、黒気包紙は濡れても色落ちしにくいとのこと。😳
そのため、色移りが許されないアパレルブランドのタグやショッパー🛍️などにも使用されており、見た目の美しさだけでなく、実用面でも高い性能を持った紙であることが伝わってきました。✨✨
さらに、気包紙は一つの用紙で薄物から厚物までラインアップされているため、同じ紙でのトータルブランディングが可能なのも竹尾ならではの素晴らしい特徴だとしれました。
3.トーク内容:スノーブル-FS
続いてご紹介いただいたのは、パッケージ用紙の「スノーブル-FS」。
会場でも実際に紙を手に取りながら、その発色の良さや質感について詳しくお話しいただきました。

スノーブルの大きな特徴は、なんといってもその高白色と印刷適性。
透明感のあるすっきりとした白さを持ちながら、印刷の色が鮮やかに映える軽量パッケージ用紙です。

製造を行っている工場は新潟県長岡市にあり、長岡工場では日本国内でも特に化石燃料の使用を抑えた製造を行っているそうで、環境に配慮したものづくりも大きな特徴のひとつとのこと。
また、蛍光染料は使用しているものの、時間が経っても紙の色味が変化しにくいよう工夫されているそうです。
さらにスノーブルは片面塗工紙となっており、印刷面の美しさと加工適性のバランスが取れた仕様に。
その使いやすさから、竹尾さんの紙の中でも特に人気が高く、パッケージ関連で“一番売れている紙”として紹介されていました。
また、一般的な紙に比べて“嵩高”に設計されているのも特徴。
見た目のボリューム感を保ちながら軽量化できるため、輸送時のコスト削減にも繋がるそうで、デザイン性だけでなく実用性の面でも多くの工夫が詰まっていることが伝わってきました。✨
4.トーク内容:インバーコートシリーズ、GAクラフトボード-FS、テイクGAシリーズ
そのほか、高い強度を持った紙として知られる「インバーコートシリーズ」やグレーの色味にこだわった「GAクラフトボード-FS」、映画のパンフレットや図録にも使用されている「テイクGAシリーズ」などについてもご紹介いただきました!
5.まとめ
今回のイベントには、デザイナーをはじめ、普段から紙を扱う仕事をされている方、そうでない方まで、さまざまな方にご参加いただきました!

“紙”とひとことで言っても、その用途や表現したいものによって選択肢は本当に幅広く、さらに紙が生まれた背景や設計思想を知ることで、これまでとはまた違った視点で紙を選べるのだと感じました。

イベントでは、冒頭で配布された紙見本帳を片手に、実際に紹介いただいた用紙と照らし合わせながら質感を確かめたり、その紙で作られたパッケージに触れたりと、五感を使いながら紙について学ぶことができました。
実際に“触れて比べる”ことで、それぞれの紙の違いや魅力をより深く体感できる、とても有意義な時間だったと思います。

また、参加者同士で自身の名刺に使っている紙について話している場面も印象的でした。
竹尾発のファインペーパー、ヴァンヌーボ が多くのデザイナーに愛されているというお話をきっかけに、実際にヴァンヌーボを使用した名刺を持ち寄った、自然発生的な名刺交換会も。✨
「なぜその紙を選んだのか」「どんな印象を持たせたかったのか」など、それぞれのこだわりや考え方を直接聞ける時間は、普段なかなか味わえない、とても貴重な体験だったように感じます。
今回のイベントをきっかけに、紙そのものへの興味や、“どんな紙を選ぶか”という視点を、少しでも楽しんでいただけていたら嬉しいです。☺️
最後まで読んでいただきありがとうございました☀️
また次回のイベントもお楽しみに〜!✨✨
▼次回イベント⏬
💁♂️運営紹介💁♀️
企画屋・コーディネーター
科田 小太郎
高校を卒業後、東京へ上京。2009年よりアパレルブランド『DEPT』に入社。京都の文化産業に携わることを目的に2011年に帰郷。アパレル業界にて10年以上のキャリアを持ち、新商品開発・新規事業の立ち上げなどを中心に立案段階から商品企画・営業戦略・試算管理・スケジュール策定・広報戦略に携わる。2022年よりコンサルティング会社『株式会社 SASI 』にて中小企業の経営・ブランディング支援と行政関連の経営・創業支援受託事業の事務局を勤めプロジェクトマネジメント・ディレクションを行う。また古着物を活用したアップサイクルブランド『cravatta by renacnatta』のディレクターを務め商品開発・コーディネートスタイリングを行っている。
saladbowl運営スタッフ・コミュニケーター
イラストレーター・デザイナー
Haruno
制作会社でグラフィック・WEBデザイナーとして従事しながら、個人でイラストレーションの仕事を始める。現在フリーランスで活動中。雑誌、ウェブメディア、パッケージなど、様々な媒体にイラストレーションを提供。自由でユーモアのあるイラストとイラストを活かしたデザインが得意です。科田と共にsaladbowl運営スタッフ。
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